佐梨・4スラ

2018年06月07日 by summit

佐梨・4スラ

●プライベートで、山仲間でありガイド仲間の橋尾歌子さんと佐梨・4スラを登りに行きました。

昨年は、何と駒の湯に着いたら雨が降り出し中止。今年は、最高の晴天の中、スリル満点の鉱山道をアプローチ。一番見栄えのいい4スラを登ることにする。ここから見ると取りつきのシュルンドは、ほんの僅かに見える。

翌朝5時、40mの懸垂下降で金山沢の雪渓に降りる。標高は、800mにも満たないが、さすが豪雪の山、信じられない量の雪渓である。4スラの取り付きに行くと巨大なシュルンドで、とても壁に移ることが出来ない。500mほどある巨大な壁の為、距離感がつかめず、昨日は問題なく見えたのだ。

2スラ付近なら壁に取り付けそうである。橋尾に確保してもらい40m登る。ここから3スラをトラバース、2ピッチ90mで第4リッジに出ることが出来た。支点を作り45mの懸垂下降、やっと4スラ2ピッチ目付近に降り立った。

下部スラブは易しいが、プロテクションどころか、支点も全くない。その為、セカンドと言えども落ちることは許されず、緊張感満点である。250m以上登るとやっと中央バンドに到着。ここからは傾斜も増し、フリーでは登れないピッチも現れる。やばいフリーと人工で何とか上部壁を登りきる。ここまで17ピッチ。さらに驚くほど急なブッシュを2ピッチ登ると正面尾根に到達。

2人分のビバーク用具が詰まった大きなザックを背負い19時橋尾が到着。今日は、これにて終了。翌日、二人とも登ったことのない越後駒ヶ岳の遠い頂上を目指す。

4スラは、忘れかけていた本気(マジ)クライミングを思い出させてくれた。